2011-03-07 第177回国会 参議院 予算委員会 第3号
○国務大臣(野田佳彦君) 鉄鋼、セメント、コークス製造用の輸入石炭の免税措置ですが、計算式というのは、二十年度実績でいくと免税数量が六千万トンでございます。これ段階的に税率引き上げていくんですが、平成二十七年四月以降と、完全に税率が上がったというときには一トン当たり千三百七十円ということになります。これ、機械的に計算すれば約八百億円の減収になると見込まれます。
○国務大臣(野田佳彦君) 鉄鋼、セメント、コークス製造用の輸入石炭の免税措置ですが、計算式というのは、二十年度実績でいくと免税数量が六千万トンでございます。これ段階的に税率引き上げていくんですが、平成二十七年四月以降と、完全に税率が上がったというときには一トン当たり千三百七十円ということになります。これ、機械的に計算すれば約八百億円の減収になると見込まれます。
○国務大臣(野田佳彦君) 鉄鋼、セメント、コークス製造用の輸入石炭については、従来から石油石炭税、これ免税となっておりますけれども、この石油石炭税に地球温暖化対策のための税というのは上乗せをするという考え方でございますので、同様に免税という措置をとっております。
このほかにも、石炭ガス化複合発電でありますとか石炭高度転換コークス製造技術、こういった技術などを鋭意実施しているところでございます。
しかし、今はコークス製造技術が進歩し海外の原料炭で十分対応できる。エネルギーの安全保障というが、鉄鋼業界全体で必要な原料炭六千万トンのうち、国内原料炭はわずか三百万トン程度だ。ほんとうに少ない量であり安全保障をうんぬんできる規模とはいい難い。いま世界は自由貿易の時代だ。品質、価格とも満足できる原料炭が、世界中どこからでも入ってくるので心配はない。」
たとえば原料炭で言いますと、いま先生おっしゃいましたように高炉メーカーがもちろん入るわけでございますが、そのほかにガス製造業者、コークス製造業者等々、原料炭を使ういわゆる業者が申請者としての資格として規定をされておる、こういうことでございます。
石炭技術研究所といたしましては、国の助成のもとに、電発、関係メーカーとの共同研究で、石炭火力用乾式脱硝技術、流動床燃焼技術、石炭油混焼技術、微粉炭の有効利用、成形コークス製造技術の開発に、昭和五十三年度三億五千七百五十万円、昭和五十四年度三億八千五百八十万円の事業費を費やし、昭和五十五年度は以上の五テーマのほかに石炭灰の有効利用を加えまして、事業費は二十八億七千四百八十万円の見込みでございます。
残念ながら、現在のコークス製造技術では、まだ弱粘結炭だけでは高炉用コークスはつくれませんので、米国、豪州、カナダ、ソ連、中国、ポーランド等から輸入される強粘結炭を国産及び外国より輸入する弱粘結炭に適宜配合して、大型高炉に適した一定の強度を持ったコークスを製造しているのが実情でございます。
一方、都市ガス業界におきましては、昭和五十三年度において鉄鋼業界から委託されました高炉用のコークス製造のための原料炭二百九十万トンを含めまして四百五十万トンの石炭を使用しておるわけでございます。
そこで、わが国のガス業界を初めといたしまして、コークス製造メーカーの製造技術は国際的にもトップレベルにあるやに聞いておりますが、こうしたアメリカの動向を踏まえまして、コークスの輸出問題についてどのようにお考えになるか、またその場合、国内炭の需要拡大にどの程度貢献するものかという見通しについてお伺いしたいわけでございます。
そこには、私どもの三井SRC研究共同体の歴史、中ほどにはガルフオイル社との技術提携、及び中段以下には、私どもが長期的にはクリーンエネルギーを指向しながらも、短期的、中期的には高炉用コークス製造に不可欠な強粘結炭の代替としてのバインダーの生産を目的といたしまして、これにマッチしましたいわゆる三井プロセスを確立するに至りました経緯が書かれているわけでございます。
原料炭は製鉄用コークス製造に多量に使用され、あるいは乾留タールを原料として各種化学製品とか医薬品を製造するいわゆるタール化学工業に使用され、またガス化によって合成化学原料などに利用されるなどでございます。これが従来の石炭の利用でございまして、戦前からすでに企業化された技術もたくさんございます。
ただ、脱硫のためあるいはコークス製造のため、あるいはコークス用のピッチを製造するためにある設備でありまして、それがあわせて重質油を分解する機能を持っておるもの、こういったものはざっと申し上げますと、一日ベースで数万バレル分ございます。
さらに、成形コークス製造技術というのがございます。製鉄用コークス原料としての長期的粘結炭の不足対策の抜本的解消を図るとともに、コークス工場の作業環境の大幅な向上を図るために、現在の室炉式のコークス炉によらない新しい連続式の成形コークス炉を開発して、一般炭を主原料としたコークス化技術を確立しようとするものでございます。
○岡田(利)委員 石炭というものは、単にカロリーだけで品物の価格、価値というものが決まるものでないことは当然でありますが、たとえば原料炭の場合、灰の溶融点とか強度とか、そういうことが当然コークス製造上問題になってくるわけです。
たとえば、でん粉製造業であるとか、蒸留酒製造業であるとか、コークス製造業であるとか、かなりこまかい規模のほうがむしろ普通であるという業種もあるわけでございます。
技研が開発いたしました予熱乾燥炭装入法は、現在世界的に広く利用されておりますコークス製造法を改良して、コークス炉の生産性を向上するとともに、一般炭の使用範囲を拡大するものでございます。 その後、さらに将来のコークス用炭需要の増大に対処して、配合炭種を最大限に拡張するため、成型コークス製造法の開発を昭和四十四年度から着手いたしております。
そこでお尋ねしたいのですけれども、コークス製造の過程で生ずる物質にどんなものがあるか、つまり有害性物質がどんなものがあるかを知りたいわけで、その名称とか化学式がわかれば、私もこのごろ有害物質、化学合成物質が多いものですから、一生懸命に化学音痴ですけれども勉強しておりますのですが、どういう物質があるか言ってみてください。
現在、このシアンを流しております大手工場と申しますのは、鉄鋼業、それからコークス製造業、それからガス供給業、それから石油化学の中のアクリロニトリル製造業、そういうような特殊な業界に多いわけでございます。私どもの調査でそこの四つの業種で、工場の数にいたしまして五十一の工場があるわけでございますが、そのうちの四十六については処理施設をつくっておる。何らかの処理施設をつくっておるわけでございます。
○小平芳平君 それから、次の点といたしまして、この点は通産省からほんとうは発表していただくといいのですが、時間の都合で、通産省から発表していただく時間がないわけですが、鉄鋼業あるいはコークス製造業、これはもう世界的に有数なメーカーばかりですが、こうした鉄鋼業やコークス製造業で、いまだにシアンは何の処理もしてない、シアンはただそのまま薄めて流しているだけ。
すなわち、住友金属工業は同社のコークス製造部門でございます住金化工株式会社と共同で排水路を持ちまして放流をいたしております。放流にあたりましては、住友金属工業では主要工程ごとに油分離槽、それから凝集沈でん槽、それからPH調整槽等を設置いたしまして、処理をいたしましてから放流をいたしております。
すなわち、加熱式成型炭コークス製造方式という新しい方式についても着目をしなければならぬでしょうし、いわば、今日、一般炭のコークス化の問題はかような面がすでに研究されておるようにわれわれは把握いたしておるわけです。
「一般炭を製鉄原料に、成型コークス製造法」という日本に向く方法が出ておりますので、これをもっと全面的に政策として推進すべきだと思いますが、粗鋼生産がこういうばく大な量になるという段階において、アメリカから原料炭の輸入の規制について何か話があるのじゃないですか。通産大臣、ありましたら、その事情をお聞きしたいと思います。
しかし、これは最後の質問ですけれども、この一般炭をコークス製造法で原料炭にするという方向、それから日本のエネルギー源をアメリカの石油だけに依存するということから石炭に移行するという方向、この石炭を中心としての日本のエネルギー政策をもっと積極的に打ち出すという方向、よその国に行ってまで石炭を掘り出す、資本を投下するというのですから、そういう方向を大臣はお考えになっておらないのか。
それから北海道工業開発試験場におきましては、昭和四十五年度から、いま申し上げました二つの研究所におきますコークス製造法の中で、縦型乾留炉を横型の乾留炉にいたしますことによって、原料の条件に応じたプロセスをいろいろ多様化いたします研究を行なうことをいま北海道のほうでやっております。
しかし、この程度では一般炭の活用としてはなお不十分でございますので、今後コークス用の原料炭の確保という意味と一般炭の需要の拡大という意味と両面を考えまして、昭和四十四年度、本年度から財団法人の石炭技術研究所に対しまして、成型コークス製造法の研究というものに対して補助金を出して、その開発を促進いたしておるわけでございます。
この方法は現在世界的に採用されておる水平室炉によるコークス製造法を改良し、生産性の向上と一般炭の使用を可能ならしめるものでありますが、さらにコークス用炭の配合炭種の最大限に拡張し、かつ連続製造を可能ならしめるものとして成型コークス製造法を本年度から開発に着手いたしております。もちろんこの新製造法は期待する効果が大きいものがあるだけに解決を要する技術も範囲も広く、条件も複雑であります。